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- 震災の被害の方が遥かに大きいから、原発について口にしにくい雰囲気なのかも知れない。でも人って大事なことでもすぐに忘れてしまうから今考えていることを。
こんな事態でも原発を推進してきた政治家、技術者、東電の幹部は安全なとこにいられる。いつでも苦しむのは、罪のない市民だし、社会的に弱い立場の人だ。30キロ圏内やその付近の住民の方々や風評被害を受けている農業、漁業関係の方たち。原発で被爆しながら活動されている自衛隊、消防隊の方や東電関係の作業員の方。理不尽だ。
もちろん、主権をもつ国民全体に責任のあることだけど、僕らは原発のことなんかよく分からなかったし、はじめからコントロールできなかった。
大丈夫だと言われれば、専門家じゃなければ反論できるわけない。でももう、よくわかった。原発は小さい子供がでっかいトラックを運転しててその助手席に乗せられてるようなものなんだ。
これからもこういうことはいくらでも起こる。こんな地震列島にめちゃくちゃにあるわけだから、いつかまた事故は起こる。明日起こるかも知れない。その度に人の命や暮らしが奪われ、電力会社が潰れていく。
そういう覚悟で電気を使おう。なにか別のアイディアがあるならば推進しよう。それは違うエネルギーなのか、ライフスタイルを変えるのか。反原発を支持する人、支援する人が増えればきっといい方法がみつかると思う。
とはいえ、事故の処理はまだまだこれからのようだ。起こってしまったものは仕方ないので、どんな立場の人も、体に気をつけてほしい。放射線もだけど、心の健康も。僕もできることを心をこめてしよう。
2011.04.07 15:03